|
|
・うさぎにとっての牧草とは? うさぎにとって牧草とは、 内臓を活発に働らかせる為、一生延び続ける歯を削る為にとても重要です。 ・粗繊維とうさぎの胃腸 うさぎは粗い繊維が胃に入り、繊維の刺激によって蠕動運動(せんどううんどう)が起こります。 ゆえに、粗い繊維の摂取が減ると、胃腸の動きも鈍くなります。 勿論、盲腸の働きも鈍くなるので、盲腸に住むバクテリア達が異常発酵をし結果毒素を出したり、ガスの発生が起こり、 腸の動きが鈍くなり食欲低下と悪循環を引き起こします。 うさぎの内臓の図解は『誠文堂親光社「うさぎの健康と病気」 本文内にある物が分かりやすくてお勧めです。 食べ物の流れは 口→食道→噴門→胃→幽門→十二指腸→空腸→回腸 ここから先、うさぎ独特の働きがあります。 正円小嚢 という器官で、粗い繊維は結腸から大腸の方へ急速に送り出され コロコロウンチとして排泄します。 繊維は飲み込んだ毛を絡めて一緒に排泄する為に、沢山毛を飲み込んだ場合は コロコロウンチの方で数珠繋ぎになります。 盲腸便で数珠繋ぎにはならないでしょ? 粗い繊維以外の粒子の細かい物質が盲腸の方へ運ばれ、 盲腸内のバクテリアによって発酵され、盲腸便となって、結腸の方へ送られ、 うさぎは肛門に口を持ってゆき食べます。 うさぎの内臓機能は、さして栄養価の高くない乾牧草を食べ、 胃腸の動きを活発にし、摂取した物質を盲腸で発酵させ、 高品質な栄養源へと変化させる事で、それを摂取し生きる仕組みになっています。 胃腸を動かすため、栄養分を作るため、 毛を排泄するためと様々な役割を果たす物として、 乾燥牧草はうさぎ飼育をする上で重要な食事です。 ・歯と牧草 うさぎの歯は一生伸び続けます。 一生延び続けるというのは、伸び続ける必要があるからそのように進化して来ました。 切歯(前歯)で噛み切り、臼歯(奥歯)で磨り潰して物を食べます。 うさぎは粗い繊維を食べる事が重要だと書きましたが、粗い繊維を食べるには、 沢山咀嚼する必要があります。 うさぎの咀嚼は1分間で最高120回出来るそうです。 生きている間中、咀嚼し続けて食事を取るには、一定の長さで止まってしまう歯より、 伸び続ける歯が必要だったのでしょう。 歯を削る役目としては、どんな種類の乾牧草でも構いません。 沢山食べてくれる牧草が適しています。 1番刈でも2番刈でもオーツヘイでも何でもいいです。 うさちゃんが沢山食べてくれるイネ科の牧草が、その子にとって 【良い牧草】となります。 |
@usagian_kyoto
|
(C)USAGIAN All Rights Reserved.
当HPの画像・文章を無断で転載・引用することを禁じます。 |